いつも優しくなれなくてざらざらしている舌を外に出せるほど幼くはない 昨日の影に怯えながら誰かの愛を求めてもオブラートみたいに包めない きっと破れて光の方を選ぶでしょう 手を繋いだり頭を撫でたり ふとした仕草が描く曲線で地球は丸くなる はみ出した僕は棒のように立っていた それが恥ずかしくてすぐには直せなくて 寂しさを育てたらいつか旅に出るのを見送りたくなった
螢さん
"いつも優しくなれなくて" から始まり、等身大の自分を見つめながらも、それでも優しくあろうと諦めず前へ進む "僕" にエールを送りたくなったよ。
みずみずしく、爽やかな読後感だった! YUMENO