ストローに残る赤い口紅を見て恋だと思った消え方を知らない炎のように燃えて傷跡みたいな印を痛々しく刻むから扉を閉めたんだ心のいちばん深い場所で息をしていると苦しくて空へ届かない夢があることに気が付いたひとりでいるのにふたりで歩きたくなる落ち葉の季節の中にそっと隠した気持ちを誰かに踏まれる前に自分で拾ってコートのポケットにしまった手のひらが温かい愛しさと切なさを同時に抱えた恋の燃え殻を集めて私は紅を差す
ミナト螢様、こんにちは。
恋と紅葉と紅の燃えるような赤が
色鮮やかで今の季節にぴったりな切なくも美しい恋の詩だと感じました。
ミナト螢さん こんにちは
「ストローに残る
赤い口紅を見て
恋だと思った
消え方を知らない
炎のように燃えて」
抜粋させて頂きました所に秋の色づいた赤と恋に赤く燃える作者の切ない気持ちがとても愛おしく感じます。
そんな時は改めて紅をそっとさしてみる。
「手のひらが温かい
愛しさと切なさを
同時に抱えた
恋の燃え殻を集めて
私は紅を差す」
最後の節に作者の燃えるような思いがとても静かに心揺さぶられた素敵な詩だと思いました。
こんばんは。
とても抒情的で言葉の使い方が巧みで引き込まれる作品です。
特に四節や五節は衝撃でした、私には、この恋の切なさより言葉の衝撃の方が心に残る詩でした。
ミナト螢さん。
はじめまして。
「心のいちばん深い場所で
息をしていると
苦しくて空へ届かない」
ミナトさんの詩を抜粋させて頂きました。
3段落目の所がとても惹かれました。
詩全体から、芯の通った女性の強さとしなやかさを感じました。