彼は精神的な不能者だった。
そのために性と愛を同一視した。
性的欲望の伴わない愛は幻想だと考えた。
僕は彼の思考が間違いであったことを知っている。
彼と彼の思考のあとを辿った者たちはいずれも不幸だった。
彼自身は後にアルコール依存に陥った。
追随者の多くは絶望にいたり、ある者は自害した。
性的欲望の伴わない愛はたしかに存在するものだった。
彼らは精神的に不能であるがゆえにそれを認めることができない。
彼らはみずからを憎み、他者をも憎んでいた。
愛の不在は愛することができないことから始まる。
おそらく性的欲望のない愛は存在しないとする彼らの主張も。
君と僕は彼らの屍を乗り越えねばならない。
正当な愛を主張し、世界に灯りをともそう。
思いやりと慈悲を持って行動しよう。
そのとき、僕らの世界は愛で満たされる。
こんばんは。
とても大切な事だと思います、そして私は性欲は究極の自己愛に近く、一歩間違えると相手をとても傷つける事にもなりかねない、そう感じています、だが愛と性欲が一位することもまた事実、この人だからこそ感じるオーガニズムもあるから。
性欲は自然に発生するが、それを受け入れられる愛を見つける事はそうたやすくはないから、相手に対する思いやりの心を忘れず、自己犠牲をしてでも相手の気持ちを尊重する、そんな気持ちになれる人との出会いを望みますね。
私は、誰よりも自分を愛そうと思いました。
利己主義・自分勝手・ただの我儘
自分を愛する様に他者を愛せるかが、愛の真価が問われる時
愛と欲を改めて考えさせられる作品だと私は感じました。