早朝土曜 遅起きの都心カラスの宴 尻目に歩くわずかな時間の澄んだ空気頭の中を 洗いだす地下の片隅 早起きのカフェ赤いカップの チャイティ啜るささやかながらの 平穏な時間頭の中を 溶かしてくアメ玉くらいの手軽さで頭の中で転がせるあの時だけの 深い世界
アメ玉
好きな詩
です (´∀`)
この作品は、タイトルにもあるアメ玉に全てる様に感じました。
キャンディでも飴でもなく飴玉という存在感に!
口内的にも頬に寄せた時の外観的にも邪魔にならない存在感が素敵だと感じました。
ムーさん
ムーさんの土曜日早朝から始まるルーティンなんでしょうか。
"遅起きの都心"を歩いて、たどり着いた "地下の片隅の早起きのカフェ" までの間が、まるで主人公の脳細胞がぎっしり詰まった頭を、専用洗濯機の中で攪拌し、洗い上げているかのように感じました!
「頭の中を 洗いだす」そうして、「頭の中を 溶かしてく」のですから!
この素敵な習慣が、作者の心には心地よくて、めちゃくちゃ美味しい行為なのだと、最終連の三行でキメて謳ったのが、かっこいいじゃないか!と、自分は心で唸ったのでした。
「アメ玉くらいの手軽さで
頭の中で転がせる
あの時だけの 深い世界」って....!
ゆめの
澄んだ空気の中のカフェで飴玉のような手軽さを感じているのがいいなと思いました。