彫刻とて象られた愛と美神の似姿は上肢の欠損という苦難に直面したそれは最たる美しさが否定されたこと意味した黄金の林檎所持を許されなかった辱めは下半身の覆衣では隠しきれない否、欠片になって宇宙に返るまで結局似姿は似姿なりの美しさを認めていくしかなかった反女神になってでも己の信仰に帰した大木からは落下する林檎は似姿の存在しない左手をすり抜けて地面に落下した表面は蝋物質の膜で覆われていて艶やかに光って見せた
お読みいただき、考察までありがとうございます!
YUMENOさんがおっしゃるアンチの心、心当たりがあります…(笑)
ミロのヴィーナスはあくまでアフロディテをモデルにつくられた像であるから、本物の美神ではない。それに起因する像の劣等感と、像が像自信を認めていって、存在しないかもしてない本物の女神に対してアンチになるって感じのイメージで書きました。
自分を認めていこうぜ!という前向きな詩のつもりです。
狐海さんへ
ミロのヴィーナスをモチーフにされており、タイトルに "アンチ" と付けただけで、思わずミステリーに惹き込まれてしまう詩でした!
誰もがそれを一目見ただけで、これは美しいと感じる心には、いつの時代であっても、アンチの心が生じてしまうのは、人の心の理といえるのでしょうか .....
詩は、私の想像を掻き立て、考えさせられたりで、非常に興味深く読ませていただきました!
ゆめの