何処にいても 居場所がなくて 眠る時だけ楽になれた 逃げるように毛布を抱いたらとても暖かくて 夜には夜の処方箋があった それでもひとりで生きるために朝を好きになる 目が覚めて魔法を唱えず起き上がる 記念写真も無い殺風景な部屋が恥ずかしく思えた 胸の中にある思い出はどれも形になりたがらない そんなこと誰が信じるものか
YUMENOさん
初めまして。そしてメッセージありがとうございます。
こちらでは最初の詩になりますが、反応して下さり嬉しく思います。
ちょっとネガティブだったかなと心配していましたが、この詩を孤独とともに生きるという覚悟と受け止めて貰えたのが、良かったです。
YUMENOさん、ありがとうございました。
ミナト螢さん、初めまして。 最初の三連で、主人公の量り知れない孤独の深さを知る。 自分をいたわり、癒やす場所が、逃げ込んだ毛布の中 ... これまでも、これからずっと先まで続くであろう孤独と、ともに生きる道を選んだ、主人公の覚悟が、非常に壮絶だと思った。と同時に、生きる! 生きたい! との人間の、生命力の強さを私は思い知った! YUMENO