ひらひらと舞う桜に頬を切られて春なんだと気がついた 痛くない傷の後ろで遠近法みたいに並んでる思いは順番通りに死ねない 好きなものを好きでいるためにさよならを決めたあの日の僕等 希望を育てても絶望と名乗る時があるから その両方を抱いてあげれば良かった 丸くなった思いと尖っていく鉛筆は漫画になると思った 倒れた心に窓があったら泣けていたのに 見上げた空と雲は希望と絶望を区別しないまま同じドレスを着ていた