濁った空から鉛が落ちて来た。あの赤い空に君は何を置いて来たのか。君の涙は血よりも赤く、鉛よりも鉄に近い。空から降ってきた赤い液体を、僕は想いが満たされるまで飲み干した。君の健全な嘲笑いは死ぬまで消えない。赤い空を見上げた僕はこの世から転がった。倒れかかる僕を血の雨が襲った。僕の記憶が君の心と同化するまであと少し。その日に空は、青くなる。
けいとさんへ
狂おしいほど愛情深い、あなたの大切な人を手放してしまった ... でも、 互いの心が、血にまみれてもなお、君を愛さずにいられない自分が、ここにいる。
この赤い空が、やがて必ず青くなると、そう信じられるほどに、この詩は一途で、激烈な、あなたから君へのラブレターなのだと感じました!
YUMENOKENZI