ふと、さみしさが頬をつたう
てんてんてんと落ちた水分は
地面に吸い込まれてまた蒸発する
天に帰れとそんな時私は思う
にんげんもなくなってもまた生まれるのかな
にんげんにはそんなことも分からない
ただ、生きて生きて生きてそして死んでいくのが分かるだけ
そんなのって何にも大事なことが分からないのと一緒だよ
私は叫び声を上げそうになる
悲しい時に悲しいって単純に書くと詩らしくみえないんだって!
でも、悲しい時に悲しいって書いちゃうよね?だって、悲しいんだから
友達と音信不通になったり、亡くなったりすると本当に嫌な気持ちになる
つーっとまたさみしさが頬をつたうから
私は悲しくなって
そこらへんに置いてあったぬいぐるみを枕に向かって投げつける
あーあ
もう嫌だ
生きていくのはしんどい
残された者のか・な・し・み
ため息しか出ない夜
これってワガママかな?
ワガママかなあ?
ねえ、君、分かるなら教えてよ
あのね、音信不通の友達に伝えて欲しい
私はなんとか元気でいますって
それで詩なんか書いてますって
それから、それから
本当はあなたともっと話したかったですって