散文的な日々
鈍色の空さえも狭く
人々は私に憐憫を垂れる。
散文的な日々
指先から触れた空間
背後から私を突き落としたのは…
サブリミナル的に魅せる
美しい素振り
そして大胆かつ繊弱な目つきには
耽溺せざるを得ないのです。
儚く妖しい愛は
映写機で映し出され
美術館の絵画の中で踊り出した。
スクリーンは甘い眩めきに満ち
絵画の中では窒息しそうなほどにギラついている。
子供のように純粋な生意気さと
大人らしくふらりと躱す余裕を含む不敵な笑みが
混濁する意識を
駆け巡りかき回して
触れられないことへのもどかしさに
苛立ちだけが募る。
しかしそれは熱い引き金に変わり
全てが詩的なものに変わる。
あやめさん、こんばんは。
洗練された、美しい文体ですね! フォローさせていただいてるツイッター X では、あなたは若い学生さんであると、私は認識してますが ...
今回の詩は、なにか大人びていて、その感性をより深く磨き抜いた宝石のような印象を持ちました! 一連目、二連目まで読んで、正直私には難しいかなと感じましたが、今日のあなたのツイートを拝見したおかげで、この詩を楽しんで読むことができました。
以下、その引用です .... "「私」が見ている女性的であり男性的、そして人間離れしている「見てはいけない、触れてはいけないはずなのに惹かれる何か」のいる世界に、皆さんも突き落とされてみてください"
あなたを耽溺させた人への、あなたの内にある情熱か、はたまた愛か、その強さ、深さが、この素敵な詩へと昇華させたように、作者自身もまた、ひとつ大人になっていくんだなと感じました。 ゆめの