夜風に吹かれて悠々と
電線に絡まった誰かの希望
とめどない明日を、眺めていたの
少し先のプラットフォーム。
羽ばたいて噤んだ僕らの夢も
翳りない空じゃ、しどろもどろさ
僕らは生きてる。のうのうと
明日がどうとか、昨日がどうとか
そんなことは、気にしていないよ。
遠く向こうで輝く、並んだビルの影
瞳とガラスに語りかける
掃いて捨てるほどある
不安や孤独は
夜の魚の餌になれ
夜風が凪いだ。
星が目を閉じ、
少し遠くの電波塔
僕と僕で絡まった。
少し切なげに、
半透明な光は
ビルの隙間で
談笑している。
夜が明けた。
少し遠くのプラットフォーム。
飛び出して転んだ、いつかの夜も。
海辺の鳥が鳴いている
遠く向こうで、少しだけ見えた
鳥と希望が空を横切り
君と僕で
零れ落ちた。
電燈の光が消えた。
半透明さん、( お名前が長いので、そう呼ばせてくださいね )
こんばんは。
初めまして。 私は、YUMENOKENZIと言います。
よろしくお願いします。
電燈 ...
どこかなつかしく、ぬくもりがあるタイトルですね ...
そしてそれは、この詩のものがたりの主人公の一人 (ひとつ) でもあるのでしょうか。
作者の心の内側の、さらに、ひだのどんな部分をも、静かに聞いてくれて、同時にすべてわかってくれる、そんな友達のような電燈と共に、夜どおし語り合って過ごした “僕ら” の、真に充実した心の満足を、この詩に見た気がしました!
また詩には、いくつもの希望に包まれたワードが、パズルのように詰め込まれており、読み終えた時、とてもあたたかな気持ちになりました。 まじ電燈の光の魔法にかかったのかもしれません 微笑
ゆめの
半透明で、不確かな人さん
こんにちは
はじめまして
UUXともうします
「夜風に吹かれて悠々と
電線に絡まった誰かの希望
とめどない明日を、眺めていたの」
「少し遠くのプラットフォーム。
飛び出して転んだ、いつかの夜も。
海辺の鳥が鳴いている」
心の中の寂しさが伝わってきます。
そんな寂しさ切なさを吐き出すように書かれた詩の中で、はるかに見える希望を思う作者の思いが
詩の中からそっと伝わってくる…そんな優しさが感じられる詩でした。