恋が終わって首を吊りたい 花屋に売ってるドライフラワーみたいに 枯れても悲しみたくはない もうこれ以上色を失くさないしだからこそ安心して見れた 乾いた花びらが死化粧をしたように黙っている もう傷付くのは嫌だけどまだ手を振ることは忘れていなかった いつか花束を抜け出して誰かの側で話をしながら栞になって風と戦う
衝撃の冒頭でした! 盲目の恋の果てに、少女 ( あえて少女と呼ぶ ) は、もう死んでしまいたいと願う ... 本気で、誰かを好きだった、愛してた、自分の命を賭けた純情を誰が知ろう! 枯れてなお懐かしく美しいドライフラワーに、自身を重ね唄った詩の最終連に、詩人の、あなたの、生命の輝きと、底力を見せつけられました。
>いつか花束を抜け出して
>誰かの側で話をしながら
>栞になって風と戦う
YUMENO