どうにでもして
その日僕は腹を立てていた
昨日のデートすっぽかされたのだ
仲間と一緒の行動だったので二人だけのデートではないが
今日も仲間と出前を取っての昼食
「武志君ごめんね 都合つかなくて」
君に背を向けて座る僕の肩にあごを乗せる
いつもの僕ならこれで終わりになっちゃう
でも今日は違う ビシッと怒ってやる
「ねえ カントリーライス食べる」
何がカントリーライスだ 西洋チャーハンじゃないか
「武志君のラーメンおいしそう 少し頂戴」
君は僕の向かいに座ると
返事も聞かずどんぶりを奪う
僕は反応を示さず好きにさせた
君はひとしきり食べてからどんぶりをよこす
僕が食べるのをじっと見てる
ちょっと悪戯っぽい微笑をうかべ
ううっ だめだ それでごまかされないぞ
「武志君 わたしと同じ所から飲んだよ」
「エ!」
「ねえ わたしの味がしたでしょ」
もうだめだ
「た・け・し・君」
「はい」
もういい 何でも許す
どうにでもして
クロエさん、こんばんは。
君の武志君への駆け引きの上手さが見事で凄いなと思わず感心してしまいました(笑)思わず勉強に参考になりますと読んでいて思いました。
腹を立てている武志君を見事に「どうにでもして」と言わせてしまう君はとても素敵な君だと思いました。これは完全に武志君の完敗ですね。やれやれ(*^。^*)
その様子が目に浮かぶようです。
そうそうまるで「さざえさん一家」の様ですね。
ご家族の末永いご多幸をお祈り致します
西川さんへ。
ご訪問有難うございます、いろいろ書いて試しているのですが、私としては今回の作風が一番リラックスして書ける形です。
何も足さず、何も引かずモルトのまま(笑)、多少家族の事を暴露することになるので家族には私が死んでからでも見てもらいましょう(汗)。
私は詩は楽しんでもらえるのが一番と思っているので、わかりやすい、面白い、詩を目指しています「庶民的な親しみを感じます」とは、私には最高の誉め言葉です、ありがとうございます。
追伸、クロエ様はやめて、クロエさんでお願いしたいです。
こんばんは
わたしは少々 クロエ様が
羨ましいです
この作品は、前2作と趣が
かわり、庶民的な親しみを
感じます
とても、楽しかったです
掌の上でコロコロと転がっている可愛い武志君
子供の様に拗ねていても、最後は、許してくれる素直な武志君の
素直で可愛い素敵な作品ですね。
女って相手が器の何処に口を付けるかを見てるよね。解る!
男のこういう小さな抵抗って、女の人はやっぱりお見通しなのかなぁ、結局は敵わないと知りながら全面降伏できない小さなプライドすらも可愛いだなんて思われたら、もう取りつく島もないというかなんというか......
な、なんですか!! この焼きつくような、焼かずにはおかない、かわいい二人の世界は!! 笑 もう、ほんとです、どうにでもしてくださーいってば 笑顔
クロエさん、フォローくださっていたのですね! ありがとうございます!!
遅くなりましたが、初めまして。
これからも、月と詩人を、ここのみんなを、私を、よろしくお願いします🙇♂️ ゆめの