まだかなあ見上げながら言うまだだねただ前を向いて答えるまだかなあ待ちきれない顔の少年もうすぐだよ母は一点を見つめたまままだかなあ少年は今にも飛び出しそうあと少しだよ母はいつも通りまだかなあ時間だけが流れていくぼく、先に行くね少年は飛び出したどっちが速いか競争だ少年は目を輝かせるあと少しだから母の声はもう少年には届かない扉が開きますエレベーターの声が聞こえた
銀バエさん はじめまして
詩拝読させて頂きました。
親子でエレベーターが自分たちの前まで到着するのを待っているのでしょうか
親が落ち着いている中で子供はキラキラとした目で「まだかなあ」という様子が目にうかぶようです。
「ぼく、先に行くね
少年は飛び出した
どっちが速いか競争だ」
子供はエレベーターの速さなど考える事もなくただ一途に競うという純粋な思いでエレベーターを待っていたが待ちきれなかったのでしょう。
エレベーターの速さなど気にもせずただ一途に競争するという純粋な気持ちでいっぱいだったようですね。
その純粋な思いが伝わってきます。
子供の時はそれでいいんだと思うのです。そしてやがて色々と経験を積んで大人になった時、お母さんのような(それ以上かもしれない)大人に成長をしていくことでしょうから…。
今この詩からは希望に燃えた少年のキラキラとそれを見守るお母さまとの会話が快適に伝わってくる素敵な詩だと思いました。
おはようございます。
エレベーターが待ちきれない少年、ついに階段でエレベーターと駆けっこですか、何回まで上がるのか分かりませんが、少年に勝たせてあげたいと思ってしまいます。
ちょっと風変わりな、でも楽しい作品です。
銀バエさん、こんばんは。
初めまして。
よろしくお願いします。
主人公の少年と母親とで、展望台へと向かうエレベーターに乗り込んだ時の、少年の逸る気持ちが、エレベーターの上昇とともに、すごく伝わって来ます!
母が、いたって冷静なのは、それこそ母親であり、大人だからでしょうか。
落ち着いた母と、未来へ、てっぺんまで伸びゆこうとする少年との対比が巧みで、高揚感が半端ない、とても楽しい作品でした!
ゆめの