何者でもない貴方は、 ふと誰かの記憶と間違えている
同じ足取りに目線繰り返す日々に額縁を付けたいと願うのは素敵な事だろう
貴方を作る絵の具も無い、生み出すなんて理解が出来ないの
チカチカとグロい浅波の上で輝いている、スポットライトが照らすに相応しい程に
血濡れの上で輝く君が眩しくてたまらない、私の思いも知らずに、私も早くそこに行きたいな
貴方の禁域はなんだろう、壊してもいい、と囁く君の声は甘美な程に暖かかった
上を望む事しか出来ない貴方は悲しいくらいに美しい
この世の誰もが想像出来ない理に行き着いてたんだ
ベッドの上、君に包まれてる気がして、嫌じゃないなんて目を開いた
軽い足取りなにかに囚われてる
隣り合わせで生きていくには難しい
少しずつ心臓の穴が大きくなる
空洞の縁で呼吸をしているのが分かるんだ、
それを埋めたくて君を欲する、死は酷く冷たいのに暖かく感じる私を誰か殺してはくれないか
貴方に溶け込むの
柔らかい体を抱きしめるように
この先に何があるかなんて分からない
だけど何も怖くないの
君が居れば何も怖くない
少しは楽になれるのかな
時々あなたが怖くて自分が蝕まれる
だけど独りに比べたらなんにも痛くないよ
浅海の上を一緒に踊ろう
ʚ napuɞ.• さん はじめまして
「輝く君が眩しくてたまらない、私の思いも知らずに」
この言葉がetrangerになり、そのうえでなお「浅海の上を一緒に踊ろう」
という最後を締めくくった一文に作者の寄り添おうとする気持ちがなんともやりきれないように思えた中に詩全体から意思の強さと切なさのようなものを感じた詩でした。
UUXが思うに作者はとても優しい人なのだろう…と勝手に想像をしてしまいました。
それだけにetrangerが切ないですね
お気遣いの言葉ありがとうございます、心に留めておきます。
はい!