最初は、ただの興味だったの。
液晶に表示されたゴシック体の文字列
話す相手がいなかった。
ただ、ただそれだけだった
寂寂とした部屋は湿気に満ち、
肌に纏わりつく綿は、どうも気持ちが悪い
芳香も、今となっては鼻につく
垂れてくる髪が鬱陶しい
うわ、目に入った、痛ぁ
明日には美容院、予約しておこう
虐めだなんてない、平凡な生活
飢餓の心配だなんてしたことない。
結構恵まれてる方よね、わかってるわ。
だってアタシ、そんなこと考えたこと、
一度たりともないのよ?
でもさ、アタシ、わかんないことがあって。
人間関係、あれって複雑よ。
貴方にはわからないでしょうけど。
チャットアプリ、意外にも此奴が面白い
何言ってるかわかんない?
こんな戯言なんて、別に興味ないでしょ?
んふ、そんなこと言われちゃァ、わ |
………ただの興味だった
松上さん、はじめまして。
チャットアプリでのセリフと自分のセリフが入り混じってるのかなぁと
想像すると、面白く感じられる詩でした。