僕は灰色
特に好きな色じゃない
でも僕は灰色なんだ
肯定的な自分と否定的な自分
賢い自分と愚かな自分
優しい自分と冷酷な自分
「どれが本当?」と訊かれたら
たぶん「全部」とか
「自分でもよくわからない」
なんて答えるんだろうな
自分を貫きたいけど
臆病な自分がそうさせてくれない
どっちつかずの中途半端
傷つきたくないから
傷つけたくないから
面倒だから
理由は色々ある
いや、「そうさせてくれない」じゃないな
「そうできない」なんだ
だってそれも結局自分だから
そもそも本当の自分って何だろう
わからないな
きっとみんな灰色なんだろう
色々考えてどっちつかず
白でも黒でもない
それが当たり前
人間とはそういう生き物
ずるい生き物
だから僕は人間が嫌い
だけど、君には笑顔でいてほしい
心からそんなことを思ったりしている
ああ、やっぱり僕は灰色だ
こんばんは。
人ってそれぞれ好きな色があって、自分は爽やかなブルーでありたいとか、燃えるような赤が良いとか思ったりするんでしょうね、でもよく考えてみるともしかしたら玉虫色で、その場その場でうまく色を変えているのかも知れませんね、結局それが押しなべて見れば灰色なのかもしれない、そう感じます。
でも「君には笑顔でいてほしい」そう思った心はきっと暖かな透き通った色だったんじゃないだろうか、そんな気がします。
ameさん
夜おそくに失礼します。
「きっとみんな灰色なんだろう
色々考えてどっちつかず
白でも黒でもない
それが当たり前
人間とはそういう生き物
ずるい生き物
だから僕は人間が嫌い
だけど、君には笑顔でいてほしい
心からそんなことを思ったりしている」
とても多く抜粋させて頂きましたが、人の心を猫の目を借りてそれも灰色という優しい言葉で見事に表現されていて、うんうんとうなずいてしまったUUXでした。
ameさんの詩はいつだって優しい目をもって詩に接していて拝読させて頂いた時読者の心をほぐしてくれる素敵な詩だと思いました。