世界は私を理解することなく飲み込んでいく。そう思いながら生きていると、私が世界を理解することなく生まれてきたのだと知った。 朝と夜が溶け合う時間に、私も混ざってみた。そこにあったのは孤独な寂しさだった。 あぁ、世界は寂しいから私たちを飲み込んでいたんだね。
この作品の中での理解と言うのが、主観的なものか情報・知識的なものかを私自身の中で消化しきれてないのですが、心の中での光と闇が混ざり合う狭間で感じる寂しさや孤独感は凄く伝わって来ました。煩わしい人間関係を嫌いながら、孤独から来る寂しさを受け入れない人間って面白い生き物ですよね。
世界は人間が理解できるものではないのかもしれません。
人間だけでなく、世界もまた孤独なのかもしれませんね。