見上げれば、空の下。
幾千の星が、私を見下す。
眩い月は姿を現し、
太陽の威を借りて威張り輝く。
光の屑が、複雑に絡まり、紡ぐ。
瞳に映る斑点に、暗い気が纏わりつく。
あの頃は、星が美しく、深いものだと。
今となっては、冷酷に私を睨むものだと。
変わってしまったな、私の心は。
あんなに閑麗な空を憎むなんて。
私達は今、空の下で生きている。
その上きっと、社会の下でも生きている。
人工の光で濁んでしまった夜空。
子供の時に見た、澄み切った夜空。
同じ空の下、私は今日も生きていく。
そろそろ、丑三時だろうか。
星乃夜さん、はじめまして!
変わってしまった心でも平気なようで、スッと覗く暗さが胸に刺さりました。
一緒に詩を楽しんでいきましょう(^^