輝きたい星はいつも雲に隠されていてたまの隙間にめいいっぱい叫んでみる。彼らが光るにはお月さんにお雲さんにつむじ風など大勢のお許しが必要なのだ。私があいつに想い抱いたのはどの季節だったか、どの星よりも普通で、天界のハズレのほうでギラギラとオリオン様を睨みつけているあいつ。いつかの私のようだと少し上からの物言いだがそう思うからと云うのもあるのだろうから、ほっとけないあいつは、今日もお許しが出た雀の足跡ほどの隙間から挨拶もせず、ただ輝きたいと叫んでいる。
こんにちは。
自分をふり返った時の思いが話の中に強く感じられ、暗闇の中で手探りで出口を求めもがいているような、そしてそれを跳ね返そうとする強い意志すら感じる作品ですね。
>天界のハズレのほうでギラギラとオリオン様を睨みつけているあいつ。
その星に自分を重ねているのでしょう、私はこの詩を読んでこの星は天狼星(シリウス)の様だと感じました。
こんばんは。コメント失礼いたします。
宙には一体どれだけ無数の星が存在しているのでしょうね。私たちが認識できるのはほんの一部。そのほんの一部のごく限られた星のみでも、様々なお許し(=条件・タイミング)があって初めて認識できているのだな、と改めて感じました。
普段私たちが気にもしていない・気づいていないけれど、その中でもがいて戦い続けている名もなき存在の数々・・・。そのそれぞれが明日はもっと輝けることを祈らせていただきます。
仰基夜永さん、こんばんは。
初めまして。
よろしくお願いします。
お月さん、お雲さん、つむじ風、オリオン様 ....
やわらかく、親しみあふれる言葉たちで紡いだ、優しい詩人の "ほっとけないあいつ" の、夜空の物語に、すこしせつなくて胸が詰まりそうになりました....
陰にいる人、あまり目立たない、大切な人の輝きと、その価値を分かって、どんな時であろうと、そっと友に寄り添おうとする作者の優しさに触れたようで、私は心打たれずにいられませんでした!
ゆめの
星々の魅力は、それぞれの星々に有って。その魅力に魅かれる理由は、星に魅かれる人々の数だけ有るんだなと思うと同時に、ほっとけない想いを抱く星に自分では気付き難い自分の魅力を感じる事が有るのかなと思わせられた作品でした。
仰基夜永さん こんにちは
夏の星座である「さそり座」に対し「リオン星座」は冬の代表的な星座ですね。又「冬の大三角」になってもいますね。
UUXはオリオンを見つける時綺麗に輝く「三ツ星」を探します。
神話では月の女神アルテミスの恋人とされているようですが…。
そんな事を思いながらこの詩を拝読させて頂きました時
「私があいつに想い抱いたのはどの季節だったか」
という言葉が心に痛く響きました。
お月さんにお雲さんという優しい言葉使いがとても素敵です。
オリオンの周りに漂うガスやチリが光って見えている「オリオン座大星雲」がありその中から新しい星も生まれるとか…。…。
UUXも冬になると時々「オリオン星座」を眺めています。
冬の詩かとても優しく見える星ですよね。
そんな雰囲気を感じるとても素敵な詩だと思いました。
おはようございます。
サイトが休止になるようです、仰基夜永さんにはたくさんのコメントを寄せていただ気感謝しています。
これからもどうぞ、意欲的な作品に挑戦なさって詩を書き続けてくださいね、短い間でしたが交流有難うございました。