輝きたい星はいつも雲に隠されていてたまの隙間にめいいっぱい叫んでみる。彼らが光るにはお月さんにお雲さんにつむじ風など大勢のお許しが必要なのだ。私があいつに想い抱いたのはどの季節だったか、どの星よりも普通で、天界のハズレのほうでギラギラとオリオン様を睨みつけているあいつ。いつかの私のようだと少し上からの物言いだがそう思うからと云うのもあるのだろうから、ほっとけないあいつは、今日もお許しが出た雀の足跡ほどの隙間から挨拶もせず、ただ輝きたいと叫んでいる。
仰基夜永さん こんにちは
夏の星座である「さそり座」に対し「リオン星座」は冬の代表的な星座ですね。又「冬の大三角」になってもいますね。
UUXはオリオンを見つける時綺麗に輝く「三ツ星」を探します。
神話では月の女神アルテミスの恋人とされているようですが…。
そんな事を思いながらこの詩を拝読させて頂きました時
「私があいつに想い抱いたのはどの季節だったか」
という言葉が心に痛く響きました。
お月さんにお雲さんという優しい言葉使いがとても素敵です。
オリオンの周りに漂うガスやチリが光って見えている「オリオン座大星雲」がありその中から新しい星も生まれるとか…。…。
UUXも冬になると時々「オリオン星座」を眺めています。
冬の詩かとても優しく見える星ですよね。
そんな雰囲気を感じるとても素敵な詩だと思いました。