靴下脱いだらちゃんと洗濯機に入れてってあなたに叱られたくて丸めてソファの横に置いといた
ほらほらそんなに納豆にしょうゆかけて
溺れちゃうじゃんってつっこまれたくて
いっぱいかけちゃうほらみてみて
洗剤と卵とウィンナーとふえるわかめと
お豆腐とひき肉500グラムと
なんかお菓子一個買っていいよってあなたからLINE
きのこの山とうまい棒とかっぱえびせん
アイスも買っちゃったパピコ買っちゃった半分こしたらいつも許してくれるから
ただいまっていっても電気をつけても靴下も丸まってソファの横で朝のまんまだ
隠れてないで早く出てこないと
パピコひとりで食べちゃうし
きのこの山もチョコだけ先に食べちゃうしふえるわかめも浴槽いっぱいに
ふやしちゃうぞ
「だから」っていうとあなたはいつも
嫌がった決まって否定の言葉が後に来るから
いつでも重要なのは
失敗した後なのに
本当の事を言うには嘘をつきすぎた
あなたはかしこいから
嘘を隠す声で嘘がすぐバレてしまう
「だから」ってどこにも誰にも
つながれないままの接続詞
くの字になっても接続せずに
いつもきまって断線する
まだかまだかと応答来ず
あなたが言ってた嘘つきは
詩人のはじまり
この詩を読んでいて、なんだかクスっと笑えるシーンが数多くありますね。わざと靴下まるめるとか、きのこの山のチョコだけ食べちゃうとかね。失敗続きの若者が、もう一度飛び立つ勇気が出ずに、今は誰かに甘えているような光景ですよ。
まさか、この詩はむかしむかしの過去を示した続編でしょうか?だとすると、やっぱり楽しかった一瞬はきっとあったはずですね。
くまさんへ
さすがですね
わたしの詩は登場人物はほぼ変わらないから 続編になったり
エピソードワンまたいになったり
そこに気づいてもらえてとても
うれしいですべりーサンクス