海。僕はここで生まれた。水平線が遠ざかる。逃れたかった。栄えた国だった。見たことのない服を見た。石畳のそばにたたずむ。深淵は遠ざかった。苦悩はなくならなかった。世界が消える日まで残る。海が恋しくなった。船を探した。水の中に吸い込まれていく。消えゆく意識。僕は定めを知った。
けいとさん
"僕" にまつわる、壮大なロマンを掻き立てられました!
その史実をよく知らない私ですが、ふと琉球王国の話なのかなと、想像を巡らせたりもしましたが... 主人公の "僕" は、どう生きて、そしてどうなってしまったんだろうか... 非常に魅惑的な、素敵な詩ですね!