イヤフォンは有線で
曲がり切れない孤独が
頭の中で渦を巻いた
長いノイズは
トイレにも流せないし
寂しい未来を想像する
ずっと信じて来た人に
感謝されたい訳じゃなくて
ただ愛されたかった
今日の雨のように
頬に傷を付けたら
そっと舐めて欲しかった
ワガママばかり言った
捻くれてばかりいた
自分の落ち度を絵にして
綺麗に見せようとした
幼くて情けない
惨めで立ち上がれない
この世界には
沢山の愛が溢れている
そのひとつを
僕が返したのだから
きっと誰かが
幸せになるのだろう