恋はまほろば。とりわけ片想いは。恋は泡沫。とりわけ両想いは。恋とは正に明晰夢のよう。それこそ夢幻泡影の代表とも言わんばかりに。恋は可惜夜。とりわけ成就一歩手前の片想いは。恋は待宵。とりわけ苔のむすまで時経た両想いは。恋とは正に夜の帳のよう。それこそ憂き夜の夜さりとも言わんばかりに。心に淡くちらちらと天使の梯子がさしたから、———まほろば、可惜夜、泡沫、待宵……。あなたへ今、玲瓏と想い初める。
あわねさん、こんにちは! 久しい? ですね!
古典、仏教用語を、タイトルに、そして詩の中に、宝石をふんだんに散りばめたような華やかさと気品に満ちた古語を置き、片想いの恋と、両思いの恋を比べつつ畳みかけるように、あなたへと迫る、そうか! これは、筆者の熱情の歌。 "あなた" へのラブレターか! 才筆のきみへ
ゆめの
リズム感が良いと思いました。