銀の光の降る夜は君を誘いに行きましょう桜の若葉の木の下を二人黙って歩きましょう月のかけらのきらめいた濃墨(こずみ)の川がありまして白い小船を見つけたら君と二人で乗りましょうことんことんと揺らめいて光の中に届いたら遠くの子供に分かるよに二人の星座を創ろうか綺麗な星を見つけては君の名前をつけようか霧の帳に包まれた秘密の時の逝かぬ間に優しく君を抱き寄せてそっと口づけかわしましょう
クロエさんへ。
こんな夢を毎日みたい。
街灯が野暮に思える月の光、花を持たぬ桜の美しさ、夜の闇より黒き濃墨の川、霧で隠すにはもったいないと思える風景を星座を通して、此処に居ない子供にも見せようとする作者の優しさが伝わり素敵な作品だなと思いました。
口づけを交わしている所だけは霧の帳に包んでおきましょうか( ^ω^)・・・
優しい素敵な詩です