木の葉から滴る水滴を啜るは石崖蝶の近縁乳白色の翅に走る網目、やわらかな色は路を平明にし古地図の切れ端さながら群れとなれば、人の路を示す鱗粉は小童を幻覚へ誘う口吻に叩かれる石鹸玉、追想を強いて爆ぜ現る翅はあわさり、眼前を覆う清き一枚は小童に確かな足を与えからだを擡げ踊り狂う草花は小童の背を押した
孤海さんへ
あたかも詩版昆虫(蝶)図鑑を見てるような、息を呑むほど美しい一節目の表現!
迷いの森の中で、小童 (少年孤海さん) が追い求めた、その蝶と対峙する第二節は、目が離せない映画の1シーンを見たような衝撃でした!
ゆめの
こんにちは。
私は蝶の事は分かりませんが、その細やかで優美な表現から、作者がいかに蝶に魅了されているかが感じられてその熱量を感じます、私が蝶の事が幾分でも分かっていれば更に圧倒されたのではと思いました。
私も大好きな猫の事を頑張って書いて見ようなどと力を頂きました。