私の知る少女の中で、
ひときわ生き続ける少女がいた。
ずっと私の心の中で。
ふっとした瞬間に思い出す彼女のウィンドチャイムのようなさらさらとか細い声。
彼女はいつもみみず腫れを「白いミミズさん」と言った。
「どうしていつもそう言うの?」
私はふと問いかけた。
「だって、みみず腫れなんて痛ましいじゃない。」
彼女はふわりと笑って答えた。
ウィンドチャイムの儚い声。
桜のように散りそうな儚い笑顔。
彼女の足に住むミミズさん。
指の腹を介して伝わる生命の証。
そっと撫でた彼女に住む白いミミズさん。
ミミズ腫れを白いミミズさんと呼ぶ彼女。
そんな彼女が痛ましかった。
月と詩人にまさかのあわねちゃん降臨…!?あえて心の中で生き続けてるって書いてるということは「彼女」はもうこの世にはいないのかな?なんて想像をしてしまった。あわねちゃんらしい、どこか淡いフィルターがかかっているような儚い印象の詩でとてもよかった。
はづきさん 初めまして。 YUMENOKENZIと言います。
遅い時間のコメントになりすみません。 よろしくお願いいたします。
人にはみんなカラダがあって、私たちのいのちは、ずっとそのカラダと一緒に生きていくんだね ...
今の今まで生きて、ここに在るのは、このカラダがあったから。 このカラダが、私を守り抜いてくれたんだ! と、あなたの、この詩を読んで、心からそう思えました!
風邪をひけば熱が上がり、転べば、あざになったり、血が出れば、固まってかさぶたになったり... そうだ、ありとあらゆるカラダからのサインや声を、私も、いつだって聞いて来たじゃないか!
あなたの心の中で、しなやかに生き続ける少女の姿は、まるで優しい看護師さんのように思えました。 「みみずさん」っていうタイトルもかわいいですね。 YUMENOKENZI