静寂の中で感じるかすかな痛み。僕はようやく気づいた。彼女を深く傷つけていたことを。今は手を伸ばしても届かない。立ち尽くした僕は名前のない花をつかむ。その花を何と名付けたらいいのだろう。僕は彼女の心の奥底を覗きたかった。彼女の手を握ろうとした僕の手は、冷たく振り払われた。花が僕を責めるように見つめていた。僕はその花に彼女の名前をつけた。花はしおれて枯れる日まで、静かに咲き続けるだろう。
はじめまして
UUXともうします
その花に彼女の名前をそとつけてみる
切ない思いと優しさを感じた詩でした
Sakuranさん。
読んでいただきありがとうございます。
すれ違う心を読み取ってもらえたなら嬉しいです。
すれ違ってしまった想いが詰まっているようでした。 人と心を通わせることはとても難しく儚さを感じました。
少し辛く感じる作品です。
あまりにも急ぎ過ぎたのかな、いつか自然に彼女の心の底にあるものが見えたなら別れはなかったのかも知れませんが、しょせん大輪の花を手に入れるのは生涯一度だけだと思うから、今の辛さを抱いて生きる、それもまた恋なのでは。