全て無くしたはずなのに
止まらないし止められない
湧き出しあふれてぽろぽろこぼれ
地に落つ前に掻き消えて
夜空奏でる曲にもなれず
あなたを彩る花にもなれず
彼方へ旅立つ船にもなれず
歴史紐解く鍵にもなれず
このコトバは何になる?
いつから居たのか一羽の鴎
私を睨むと羽広げ
白き身体を翻し
上昇気流で空高く
…そうか、君になったのか
先に行くぞと言うかのように
波の調と重なりながら
新たに孵ったその詩(ウタ)と
振り向きもせずに何処へ行く
君がこの空飛べたなら
私もこの道歩けるのかな
まだ止まらぬ鼓動と合わせ
砂を払ってまた一歩から
※先日投稿した「備忘録」内の「カモメと泣いたら詩ができた」の部分からの派生作品(?)として失礼いたしました。
ちなみに余談ですが検索したところ、カモメの鳥言葉は「夢見る新たな道を切り開く」だそうです。
衣流さん、こんばんは。
お疲れ様です!
(返詩風インプレッション)
ずっとそばにいた…
一緒に歩いてくれた人は
もう手の届かない遠い場所へ
喪失感と行き場の無い寂しさが
波のように押し寄せる
たくさんの仕事を抱え込んだら
痛みを感じずにすむと思ってた
でも、だめだ!
淋しいよ、会いたいよ
会いたいよ ….
そこは、大切な人といた、
思い出の海辺だったんだね
あなたの声は、海を越え、空を超えて、
彼方の大切な人に届いたから
だから、
あなたは、その海へ行きたくなったし、
そこで、魂を振り絞って、
言葉にしたんだ!
詩にしたんだな!
「鴎と泣いて 鴎になって」と …..
それは妄想でも、宗教でも、スピリチュアルでもない
あなたが、確かに感じたこと。
“あなたに会えた!”
“あなたとともにいる!” と、信じた人、
そう、あなたが、
はにかみながらも、書いた詩だと、
私には思えたんだよ。
ゆめの