ルビー色のぶどうのひと房の その向こうに白い雪が見えた 人並みはずれた色ではないが 透き通る様な紫色が雪の中で 私の目を釘付けにしていた 房から一粒もいで口に入れると 甘い渋みが口の中で絡み合って そして葡萄のルビーがはじけ 口の中に広がっていった 忘れられない思いでの味が… 白い天使が午後の陽に溶けて ルビー色の葡萄を包つみながら いまにも止まりそうにゆっくりと 過ぎていく時間の中で 淡い色を指に乗せ口に運んだ
UUXさん、こんばんは。
お元気ですか?
(マイインプレッション)
晩秋から初冬の美しい山並みを見渡せる地に位置した葡萄園 ….
そこで作業に勤しむ主人公が、その五感で出会えた奇跡の瞬間を、作者ならではの素直な文で綴った、見事な抒情詩だなと、本当にため息をつきながら拝読しました!
“白い天使”、“ルビー色の葡萄” …..
あなたに、こんな素敵な名前を付けてもらった自然界のものたちは、本当に幸せものたちですね! 笑顔
PS:サイトの事情は理解していますので、私は、自分ができることを倦まず弛まずやっていくつもりですよ。
ゆめの
西川 晋之介さん こんばんは
いつもUUXの駄作に目を通して頂き感謝申し上げます。
「風景が目に浮かぶ様な,美しい
詩だと思いました。」
有難うございます。
駄作ですのにこのように言って頂きます事とても嬉しく心から感謝です。
「洗練されていて,とても、
オシャレな感じがします。」
あんなにもウィットにとんだこれが究極と思わせる完成度の高い素敵な詩をお書きになる西川 晋之介さんからこのような勿体ないコメントを頂戴致し本当に嬉しくおもいます、そしてとても光栄に思います。
「特に、白い天使が〜口に運んだの
文章が、好きです。」
有難うございます。そんな風に言って頂きUUXもう天に昇ってしまいそうです。
「ヨーロッパの葡萄畑が、飛びこんで、まいりました!」
(*’▽’*)わぁ♪ 何というおしゃれなコメント!
嬉しいなあ~~~
UUXも共に風景を浮かべてみましたら、まさに頂きましたコメントの中にいるようでした。
詩冥利に尽きます。
コメント有難うございました。
uuxさま おはようございます
風景が目に浮かぶ様な,美しい
詩だと思いました。
洗練されていて,とても、
オシャレな感じがします。
特に、白い天使が〜口に運んだの
文章が、好きです。
ヨーロッパの葡萄畑が、飛びこんで、まいりました!
UUXさん、こんにちは。
「林檎」でもそうでしたが、長閑な故郷の中で過ごした思い出が
込められているのかなぁと、しっとり感じられます。
羨ましくもあります(#^^#)
葡萄の表現に心を打たれました。色の表現では、 「人並みはずれた色ではないが」味の表現では、「甘い渋みが口の中で絡み合って」です。こんな表現方法も有るのかと勉強になりました。
林檎に続いて葡萄を中心に広がる背景や物語がUUXさんの綴る文字たちで心に広がる思いでした。特別な色では無いけれど、特別に甘く無いけれど、あの時の景色を見ながら食べた葡萄が景色と共に忘れない味だと伝わって来ました。
最後の節では、時間が止まりそうなゆっくりした中で、葡萄園の葡萄に積もった雪が溶けてゆき、白い天使が葡萄を摘み口に含むかの様に私の目にも浮かび、とてもロマンチックで素敵です。
家で種なし葡萄を頬張ってては書けない詩だよね。UUXさんを見習わなければです><;
UUX様、こんばんは。
前回に引き続き、果物シリーズでなぜかニコニコさせていただきました。
非常に穏やかでゆったりとした静かな時間の中で、誰にも邪魔をされずにぶどうの味わいと雪景色を満喫されたのですね。
個人的には「忘れられない思い出の味」の「思い出」がどのようなものだったのかもちょっと気になりつつ…(野暮なご質問でしたら申し訳ございませんのでスルーしていただいて構いません・笑)
今回も素敵な作品を拝読させていただき、ありがとうございました。
おはようございます。
何とも叙情豊かな詩ですね、この五行三連の文字の中にある静かな時間、作者の考えを一言も語らず淡々と述べた情景の中で葡萄と雪と言う二つの季節の交わりが過ぎゆく時を感じさせます。
特に三連目の表現は秀逸だと感じました。