ルビー色のぶどうのひと房の その向こうに白い雪が見えた 人並みはずれた色ではないが 透き通る様な紫色が雪の中で 私の目を釘付けにしていた 房から一粒もいで口に入れると 甘い渋みが口の中で絡み合って そして葡萄のルビーがはじけ 口の中に広がっていった 忘れられない思いでの味が… 白い天使が午後の陽に溶けて ルビー色の葡萄を包つみながら いまにも止まりそうにゆっくりと 過ぎていく時間の中で 淡い色を指に乗せ口に運んだ
UUXさん、こんばんは。
お元気ですか?
(マイインプレッション)
晩秋から初冬の美しい山並みを見渡せる地に位置した葡萄園 ….
そこで作業に勤しむ主人公が、その五感で出会えた奇跡の瞬間を、作者ならではの素直な文で綴った、見事な抒情詩だなと、本当にため息をつきながら拝読しました!
“白い天使”、“ルビー色の葡萄” …..
あなたに、こんな素敵な名前を付けてもらった自然界のものたちは、本当に幸せものたちですね! 笑顔
PS:サイトの事情は理解していますので、私は、自分ができることを倦まず弛まずやっていくつもりですよ。
ゆめの