あのこに てがみだしたけど あのこは よまずにすてたかな ぼくは あのこがすきだけど あのこは ぼくをきらいかな てがみは よまずにすてたかな大人向け「恋唄」 (加筆分)君には君の 憂いあり僕には僕の 涙あり 泣いて明かした 長い夜涙にぬれた ふくれっつらは昨日のことと あきらめたほらね ほほえみはいつも となりにいるのです ゆれる灯りが ささやいた 憂いも涙も さようなら君の思い出 滲みた席ほらね ほほえみはいつも となりにいるのです
こんにちは、クロエです。
この二つの作品、一緒に置くのはもったいない気がします、それぞれに違った個性のある作品なので。
特に一つ目の作品はリズムが良くて、すらすらと読める、これは詩にとって大きな力だと思う、とても素敵です、ちょっと寂しいけど。
たぶん郵便だと思います・・片思いですから。ただの同級生の間柄。男の子は、遠くから女の子のことを見てるんですよね。ムーさんに好きな作家さんや歴史上の人物などがいたら、その人の「書簡」をお読みになってはいかがでしょう。全集が刊行されてたら書簡・日記は収録されてると思うので、案外身近な感じで読めますよ。崩し字とか旧かな遣いとか、読むのにちょっと苦労しますけど・・。一般的に知られている人間像とは違う一面を垣間見ることができますよ。
追伸・・大人用の恋唄も一篇書いたんですけどね、今回の「てがみ」に加筆しようかな、と思ってるんですがどうでしょう?
しょんぼりとした男の子が思い浮かばれます。
どんなふうに、手紙を出したのでしょうか。直接手渡したのか、郵便なのか。
僕としては、手紙文化って年賀状位しか経験ないのですが、誰かに書いてみようかなぁという時ってあります。けど、うやむやにしてしまうんですよね(;´∀`)
前略、雪影様
今はメールやSNSがありますが、私の世代は「文通」でした。
小学生向けの雑誌の最後の方に「文通相手求む」みたいな欄があって、そこに文通したい10名ほどの男子女子の住所、名前、簡単なプロフィールが掲載されてるんです。
そこで、気になる子に手紙を送ると、返事がきて、何回かやりとりをするうち、お互いの写真を交換したりして・・。今では考えられないことが普通にあった昭和。のんびりしてましたね。
当時、電話のない家も多かったので、お金のない小中生にとっては「文通」するしかなかったのもあるんでしょうね。ただ、郵便なので時間がかかる。また、親が勝手に開封して読む、といった不測の事態もありましたね。
いつも鄭重なコメントを頂戴し、御礼申し上げます。ありがとうございました。
ラブレターと言うより恋文って感じの詩だなと感じました。
平仮名で書かれた文面から幼い恋の想いが伝わった気がします。
相手の気持ちが解らないと何故か悪い方へと思いが向かう感じも片思い感が出てて切なさが感じれて良いなと思いました。