鯨に集まる
小さな命を
眺めていた
抜け殻に縋って
生きる姿に
私を重ねていた
言葉を少しと
その綺麗な歌声
許されるなら
優しさをおくれ
心が命なら
その骸に温もりを
感情が記憶なら
亡骸に思い出を
貴方と出会えて
救われたから
歩き続けることが
やめられないんだ
空を渡り往く
沢山の烏を
見つめていた
嵐を受けて尚
飛び立つ姿に
ただ憧れていた
勇気を少しと
その美しい心根
許されるなら
翼をおくれ
強くはなれない
その姿に夢を見た
脆弱を宿す
その瞳に明日を見た
貴方に触れて
伝わる全てを
見上げ続けることが
やめられないんだ
初めまして。 くだりさんとお呼びしてもいいでしょうか? これからもよろしくお願いします。
Whale Falls .... この言葉に一つの命の死と、そのいのちの無上の優しさ、無限の輝きを見る思いです。
あなたが生きて、今ここにいるのは、そのような人との出会いがあったから! 皆には、けっして強く見えなかったかしれない、その人の真の美しさ、強さと優しさに、あなたは憧れ、そして魂を奪われた! その人の心が、あなたの胸の中にあるかぎり、あなたは生きていける! と、思ってしまうほどに、こちらの詩は、私の心に深く刺さりました ! YUMENOKENZI