入道雲の下二人で追いかけていたものが少しずつ変わって来ているのに少しも気が付かない程夢中だったねやがて入道雲が消えて麦わら帽子の穴を吹き抜ける風が少し心に冷たく感じた時に麦わら帽子の穴を塞いでいた貴方の存在の大きさと喪失感の大きさが空に浮かぶ鱗雲私の頬に映り流れる季節と心をセンチメンタルに染めてゆく季節は秋深まる麦わら帽子は…似合わないね
夏の恋が詩の表現により
場面展開のように進み
濃縮されたドラマが頭の中で
読んでいて展開されて
行くようでした。
季節が移り変わるように
人の心も時に同じく変化する。
夏の恋に別れを告げるのは
悲しいものですね。
その思いをいつの日か
乗り越えた先に
季節が巡るように
新たな出会いがあるでしょう。
終わりは始まり。
この詩の主人公に
より良い出会いが
訪れますように。
夏の終わりとともに浮かんでは消えていく切ない思い出を、麦わら帽子を使って表現されているのが素晴らしいと思いました。
沢田研二の「時の過行くままに」の歌詞
時の過行くままに この身を任せ
男と女が 漂いながら
もしも二人が 愛せるならば
窓の景色も かわってゆくだろう
こんな歌を思いだしながらこの詩を拝読させて頂きました。
時の流れと季節が変わっていく中で気が付いたらお互に思う心も変わっていた事に気づいた様子を麦わら帽子を使ってとてもリアルに表現されたちょっと切なくてちょっとセンチメンタルなとても素敵な詩だと思いました。
季節の変わり目に何度も思い出す、心残りな恋でしょうか。
この頃の肌寒さも相まって、切ない気持ちが湧いてきました。
こんばんは。
人の思いは変わってゆくから、同じ歩調で歩いていたと思っていたのに二人の間に距離が出来ることだってありますね。
彼のやさしさを「帽子の穴をふさぐ手」と書くあたりが雪影さんらしい表現だなと感じました、また、におわせながらもはっきりと失恋を書かないのもらしいですね、実は失恋じゃないからかな。