あなたの声は すいかずらのようにわたしの背骨に絡んだけれどもわたしの胸の高鳴りは知らずに星の一粒も見当たらぬ夜あなたはわたしに花の束ね方を尋ねた朱色の街灯はあなたを照らすとき 蝶ばかりを呼びれんがの小道はあなたが歩くとき 柔らかい蔦ばかりを生やした乳色や萌葱色に染めた あなたの爪の一枚いちまいに暁や春を思う過ぎ去った暁や春―それは美しく枯れてわたしたちの冠になった
はじめまして。恋愛なのか恋なのか分からないけど、美しい恋の気持ちですね。
最期の2行にあこがれだった人と添い遂げる幸せを感じました。
金合歓さん、初めまして。
愛しい人と共に歩んだ、おだやかで、かけがえない歳月が、とても美しいな、素敵だなって思いました!
>それは美しく枯れて
>わたしたちの冠になった
この最終の一節に、息をのみました!