詩はいつだって新鮮であるべきだ
それは例えばもぎたてのりんご
よく切れるナイフで綺麗にくし形切りにし、
まっさらなお皿に並べる
熟したばななを房からもぎとって
待ちきれない仕草で皮をむく
はちきれそうなマスカットなら
少しぐらい皮が残ってたっていい
そうしてさっさと食べてしまえばいい
新鮮な言葉であるうちに
味はもちろん大事だ
しかしどんな美味も空腹には勝てないだろう
言葉もそう
詩という料理がなされた言葉に
飢えている人たちがいるなら
まっさきに持っていくんだ
新鮮なうちに熟しすぎないうちに
みずみずしさに溢れそうなうちに
さあ 召し上がれ!
相野零次さん、初めまして。 よろしくお願いします!
自信に満ち満ちていて、こんなに爽やかな書きっぷりは、まさに新鮮そのものですね!
例えたフルーツたちをみずみずしくイメージさせるところなど、あなたはもしや、瀟洒なレストランのシェフさんなのかな? なんて思ったり。。。!
好きですね、この詩! 今、言葉を欲しっている誰かのために、心の空腹を満たそうと、 「さあ 召し上がれ!」ってさ、こんなに堂々と、言い切ってるあなたって、
めちゃいけてるぜ!! 野郎コトバ🙇♂️ YUMENOKENZI