固く結んだ唇を解く時が来たまだやりたいことがある 諦めないで夢を見た何度目の朝でもバターを塗るように目標の四隅に春という風呂敷を広げてもう一度だけ飛びたい柔らかい風が吹くのを待っていると瞳の中で泳ぐ桜の花びらはコンタクトレンズみたいに透き通るすれ違う人の顔とか咲いている花の匂いとか淡いピンクのフィルターで優しく補正されたりする時間を感じながら北上する前線に乗って世界が明るくなるのなら まあるい頬を見せ合ってやがて埋もれていく桜が散る前に
螢さん
あなたの中には、もう春の兆しが芽吹いているのでしょうか。
"春という風呂敷を広げて
もう一度だけ飛びたい"
螢さんらしい前向きな気持ちにあふれた詩で、とてもすがすがしいです!!