月のみえない夜は星たちに願いをかけるだれかの苦しみがおわるようにだれかの幸せがつづくように月のみえない夜はひっそりと世界をながめるおそろしいこともうつくしいこともあふれているこの夜はきっとだれかの朝とそしてその朝はきっとだれかの夕暮れとつながっている月のみえない夜は星たちに祈ろうだれかの苦しみがだれかの喜びにかわらぬようにかなしい涙は一つ残らずかわいてうつくしい虹にかわるようにこのつながった空のしたから
以下のフレーズに作者のやさしさが見えますね。
「だれかの苦しみが
だれかの喜びに
かわらぬように」
皆が幸せになれますように。
あなたの中の、美しい輝きが、夜空の星をいっそう輝かせて見せてくれるんだ。
自分の祈りのような願いが、たとえ誰に届かなくても、その星たちには届いた、届いている。あなたの中の輝きを尊いと思った。