君の爪 翡翠色のぱちりと君から離れ拾い上げて光に翳すと密室の三日月となりよる、の中で翡翠色の 君でありもう 今は君ではないなだらかなカアブ満ち、ゆかない六弦のいちばん天に近い糸 ハアモニクス発芽するシレネ葡萄酒の澱からのえいり、なものではすぐに裂かれるから 肌はあたたかく薄い君の爪 貝の色に伸びれば なにかしらの証をたとえば 脊椎に沿ったゆがんだ五線譜として
細川さん、こんばんは。
君の爪 … かけがえない者への愛しさが、もう半端ないって感じがしました! 大地が産み出した、きれいな色の言葉たちが、詩にたくさん散りばめられていて、それを声に出すたび、心が晴れていくよう!
愛しいものは、側にいるのかな、もういないのかなあ … ギターが優しく歌ってた。
( 記マイインプレッション )
とっても大事にしている人がいると、日常からこんな詩が生まれてくるんですね。大事な人の一部だったけど、今はそうではないというフレーズに趣を感じます。