top of page

物語

公開·12 メンバー

チッチーとヒャンリ (はじまり)


「チッチーは刺激的すぎるよ」

と、頭をくらくらさせたヒャンリが言った。

「まだまだ全然だよ。もっともっとゴォーゴォーするから、ついてきてよね!ヒャンリ」

チッチーは暑さの追及をやめる気はないようだ。


暑さを極めたい

それがチッチーの目標。

暑さの要素があったら見逃さない。様々な条件を掛け合わせ、多くの暑さを発生させてきた。


チッチーは「あたたかさ」。

熱を集めてあたたかく、暑くするのが役目。

だから夏はチッチーが大活躍の季節。チッチーの造りだす暑さは年々たくましく、大きくなっている。もう、夏にとどまらず、あたたかさが動きだすまでになった。


でも、この惑星は暑くなりすぎているような。


極めることは素晴らしい。それに難しい。

なにか、ひとつのことに向き合い続けるのは難しい。

そのことだけに心血を注ぎ成果を出し続けるなんて、並大抵ではできない。


でも……

極めたものが周囲の環境にあっていなかったら、どうなるんだろう?


チッチーが言う"もっともっとゴォーゴォー"になったら、この惑星は、どうなるんだろう?

ヒャンリは気が気でない。

僕の造る寒さが弱々しくって、チッチーの暑さの影響が長く続いてるのも気になるし。


(つづく)

すぅ
すぅ
03 ago

わじまさま、こんばんは。


チッチーとヒャンリのキャラクターが

愛嬌があり彼らのやり取りを微笑ましいなと思いました。


チッチーのやる気が凄いですね。

リアルの世界の暑さが猛烈なのを

頭に思い浮かびました。


これからどのように展開されていくのか楽しみに待っています。

物語グループについて

物語グループへようこそ! ☆月と詩人のメンバーが創る物語に興味がある方、物語を書くことに挑戦してみたい方、いいね!やコメ...

メンバー

bottom of page