向日葵(物語版)
8月の暑い昼下がり冷えた麦茶を飲みながら、気の合う友人と取り留めも無い話しをしていた。
何かを決めるわけで無く、何かを相談するわけでなく、頭に浮かぶ事を口に出して笑って
相手も何となく答えてくれるけど深い意味がないけれど笑ってる。
そんな時間さえも微睡そうな昼下がりに不図、友人が「向日葵が見たいね!」と言った。
私も何気に「良いね!向日葵 見たいかも!」と言っていた。
友人が立ち上がり「私、車で来てるから見に行こう!」と言い出した。
もう昼2時半を過ぎている。少し出掛けるには遅い気もしたけれど~。
何故か向日葵が私たちに微笑みかけた気がした。
夏の昼間は長くて向日葵が笑顔で歓迎してくれた。
一面の向日葵畑を歩く二人は、太陽が疎ましくて
帽子と日傘で遠ざけてさえ「暑いね~。」「確かに夏とはいえ暑すぎない!」と文句を言いながらも
向日葵を背景に二人をスマホに保存しながら黄色い熱波を通り抜ける。
涼やかな店で華映えするパフェに弾む会話には、もう向日葵は居ないけれど
まだ沈まない太陽に顔を向けている夏の頑張り屋さんは笑っている。
「日が落ちた向日葵って、どんな感じなんだろうね?」
友人の何気ない言葉が詩と鳴って心に響いた~。
向日葵
いつも前向きのイメージ
太陽に希望や夢に顔を逸らさない
強くて明るいイメージ
私は好きだけどね
太陽が沈んでゆく時の
少し俯き加減の君の姿
OFFの時間って必要だし大事だもの
明日に昇る太陽の事なんて忘れて
今は静かに夕闇に身を任せようよ
オヤスミなさい夏の頑張り屋さん
「どうかな?このポエム?今、思い浮かんだけれどどう思う?」
「うん、良いね~夕暮れの向日葵も好きになれそうだよ~。」
「そらそうよ~いいね! や コメントに何百回もの閲覧をサイト『月と詩人』でして貰ったんだもの!フォーラムでのいいね!コメントと閲覧に心から感謝してます。」
「雪影、誰に向かって話しているの?」
「ゴメン・ゴメン~独り言、そろそろ帰ろうか。」
(終わり)
返信が遅くなり申し訳ないです。
同じ物を表現するのに自分なりに表現方法を変えれないかと思い
今回、自分なりに新たな試みをしてみました。
新たな試みに賛同して貰えて嬉しく思います。