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フォーラム記事

おそらきれい。
2024年9月23日
In 詩
自分を嘲笑って生きましょう。 そうすればすべてが尊く映るから。 無価値で不要な自分を抱え、 あらゆる瞬間に感謝を注ぎましょう。 優しさに触れると涙が溢れるのは、 理想の強要に慣れすぎたからか。 本心を出すのがたまらなく怖い。 感情が零れてあなたを困らせるくらいなら、 優しさはもう望まない、いらない。 笑顔を作り出すことが難しく、 軽薄な態度も今は失くしてしまった。 ただ優しさを遠ざけて心を守るだけ。 その先に何が待つかはもう考えない。 生まれてよかったと思える 幸せな終わりが訪れますように、と 今日もすべての人に心から願おう。 この世界が愛で満たされる日を ぼんやりと望む。 幸せを押し付けてごめんなさい。 いつかはこんな自分を愛せる日が来るのだろうか。 その日を待つべきか今は分からないから とにかくつぐないをするしかない。
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おそらきれい。
2024年9月16日
In 詩
心を削って人生を航海し続ける私を 褒めてほしいだけなのに、 なぜそれ以上を求められるのか。 私のことを自己愛が強いと一瞥しないで。 ただ分かって欲しいだけ 一瞬でも「私」を見てほしいだけだから。 「私」はすでに朽ち果てた廃船のよう。 羽のような出来事が積み重なり、 もうじき沈めそうだ。 それでも自ら命を投げ出すことも 目に見える傷を刻めないのは、 行動力のなさか、理性があるせいか。 宛先のない救難信号は届かない。 これ以上迷惑をかけたくないと心の海で思い、 「たすけて」は沈んでいったから。 諦めと絶望だけの人生だ。 きっとこれからも惰性を消費して生き続けてしまう。 決定的な出来事がない限り 私は漂流し続けるだろう。 息をすることに船酔いがして 反吐が出たのは仕方がない。
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おそらきれい。
2024年9月10日
In 詩
自分を虐げるすべてが霞むほどの感傷がほしい。 だけどそれに十分な記憶がないから 存在しない日々にすり替えてみる。 私には大切なあなたがいて あなたも私も互いを必要として 離れないでと願うから 優しく抱きしめ合おう。 すべての記憶が愛で満たされるように。 けれど永遠は無いから いつか離れ離れになってしまう。 そしたらその時はあなたとの日々を思い出そう。 きっとその記憶は愛の塊だから 溢れ出すほどの愛で 私の空虚は埋まるでしょう。 愛されたいと感じてしまうから しょうがないよね。 世界に期待していたいから しょうがないよね。 夢見がちな私は無垢なのかもと自嘲する。 こんな少女を可愛がって 愛してくれたらいいのに。 いつか「あなた」が本物になるときまで どうか私を救ってと 宛先のない救難信号に ラブレターを添えてみよう。 愛されますように
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おそらきれい。
2024年9月02日
In 詩
永遠なんてものはないと 誰かが嘆いた あなたも永生ではなかったように 実際、そうなのだろう でも、もし季節が永遠であるなら あなたはその一部となったのではないか 季節は去った者の遺書だと 誰かが言った あなたがどう生きたか知る由もない私には あなたの遺書は見つからなかった 季節を知らなかったことを、いくら恨めばいいのか 考えることはとっくにやめた あなたが語った景色は想像よりずっと残酷で そこをなぞってみても、あなたの影は映らない 私も季節に心を焦がし あなたの存在を確かめたかった 巡りめく季節とあなたの姿が重なって、初めて遺書を読んだとき 幻想の中で二人だけの思い出を作ることにした 今日もあなたが見ていた世界を思い描く
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おそらきれい。

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