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フォーラムのコメント

干し草
In 詩
たけだたもつ
Deep Affection
Deep Affection
2023年7月17日
こんにちは。丁寧にコメントいただきまして、ありがとうございました。自分でも下手くそなものを投稿してしまったかな、とも思ったのですが、だからこそ、コメント、嬉しかったです。 簡単に趣旨を解説します。言葉による映像の裏切りです。小説にしろ、詩にしろ、映像を頭に思い浮かべながら読むことが多いと思います。けれど、言葉はもっと自由なもので、いくらでも好き勝手に書くことができます。 例えば、  オレンジジュースを飲む と書いてあればオレンジジュースを飲んでいる人を思い浮かべると思いますが、以下の2行になるとどうでしょう。  オレンジジュースを飲む  ヒゲがミルクで白くなる 2行目になるとオレンジジュースはどこかに行ってしまって、ミルクだけがある。 だからどうした、という感じですがその意識のズレみたいなところに、読んでいる人は足をとられ、そこに詩情が発生するのではないか、という試みです。 この詩でいうと、時間が一行でかなり飛ぶ場面が何回かあります。産まれたばかりのラクダの話をしていたはずなのに、いきなり十八歳になっていたり、十八歳だったはずなのに、いきなり社会人になっていたり。これが先ほどの映像を言葉で裏切る、というやつです。その辺の飛び具合の馬鹿馬鹿しさと、さらにそれを括弧で注意書きを入れるという馬鹿馬鹿しさ。そのあたりがツボに入る人がいればいいかな、なんて。 後はずっと人間として書いていたラクダがいきなり最後で本物のラクダとして書かれていたり。その辺の落差がツボに入ってくれる人がいたらいいかな、なんて。 ここに投稿させていただいているものは、割とそういう傾向のものですね、多分。 基本、また馬鹿なこと書いてるな、と楽しんでいただければ。 長文失礼しました。
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