草陰に ちちろの雅楽 ちらろろら   鈴の音に 楽譜はありや ちちろ蟲   足音に 止む金鈴や ちちろ蟲

ちょっと、あんた！ 陰口は表に出しちゃダメだって、何度言ったらわかるんだ！ 陰にあるから陰口なんだ。わかったかい！ ひっそり言って、ひっそり消えてく。 陰口の定めがわからなきゃあ、駅前でアホな演説でもブッてきな！ あんたの演説なんか、誰も聞きゃしないけどねえ・・     （付　神様外伝　原案 Mr. snow shadow ) その日、私の友人Ｘは、Ⅹの友人Ｚを罵っていた。 私もＸに加勢してＺを罵った。 気が付くとＸの顔は、のっぺらぼうになっていた。 Ⅹが私に言った。 「おい、お前の顔、のっぺらぼうだぞ」

あのこに　てがみ だしたけど   あのこは　よまずに すてたかな   ぼくは　あのこが すきだけど   あのこは　ぼくを きらいかな   てがみは　よまずに すてたかな 大人向け「恋唄」　（加筆分） 君には君の　憂いあり 僕には僕の　涙あり   泣いて明かした　長い夜 涙にぬれた　ふくれっつらは 昨日のことと　あきらめた ほらね　ほほえみは いつも　となりにいるのです　   ゆれる灯りが　ささやいた　 憂いも涙も　さようなら 君の思い出　滲みた席 ほらね　ほほえみは いつも　となりにいるのです

ピー「人の悪口って簡単に言えるけど、 　　　悪口言ってる自分って、 　　　どんな顔してるか、おいらわからねえんだ・・」 悪口の神様「そうそう、悪口言ってる自分の顔が見えたら、 　　　　　　ピーも悪口の神様になれるよ」 ピー「褒める神様、なんだか元気ないねえ」 褒める神様「最近は、猫も杓子も褒めろ褒めろって、 　　　　　なんでもかんでも褒めりゃあええってもんでねえべ。 　　　　　先が思いやられるべしゃ。」 ピー「だったら、褒める神様も褒めてるような悪口言いなよ」 悪口の神様「褒めるのは気疲れするからな。オレたち、信用が第一 　　　　　だからお互い分に過ぎねえあたりで手を打とうや」

ででむし　問うた なめくじよ いえを　もたずば さみしかろ あめかぜ　みには つめたかろ なめくじ　言うた さに　あらず　 うしなうものの なきみなら せなが　かるいは かほうなり (口語文） でんでんむしが　なめくじに 聞きました 「あなたは　住む家を持っていませんが さみしくはないのですか 雨や風の日は　体が 冷えるんじゃありませんか」 なめくじが　でんでんむしに 言いました 「そんなこと　ありませんよ 失うものが　なくて 身も心も　軽い私は 一番の果報者です」

あれあれ どじょうに てが　はえた どれどれ あしも はえてきた おやおや ひげが ぬけちゃった おしろい ぬって ウーパールーパー

ねこの　母さが ひなたに　ねてるよ こねこ　にひきよ 母さに　にてるよ   こねこ　ないたよ おちちが　ほしいよ   母さ　こねこに おちちを　あげたよ