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フォーラム記事
雪影
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2024年12月02日
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雪影
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2024年11月25日
In 詩
トントンと爪の上で弾ませる癖
両切りの缶入りピース
燻らせる煙の臭いは
好きになれないけれど
缶入りピースの蓋を開けた時の香りに
何故か魅かれるものを感じて
指で摘まんで火を付けず
ゆっくりと鼻でずらす様に這わせて
紙と葉の臭いを吸い込む
肺でなくて脳へと運んでは
会話が途絶えた貴方との
沈黙の時間をも楽しんでいるの
※煙草を吸わない吸った事が無い私でも煙草の詩を書けるか挑戦してみました。そして、タイトル以外で煙草の文字を使わずに表現出来るかの挑戦もしてみました。煙草のイメージがちゃんと伝わったでしょうか?
ちなみにピースは煙草の銘柄です。缶入りピースは両切りで吸い口にフィルターが付いていない煙草です。昔の記憶の中での煙草、今でも売っているのでしょうか?
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雪影
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2024年11月18日
In 詩
静寂の中で耳を塞いで
暗闇の中で目を塞いでも
静寂は思う程には静かじゃなくて
暗闇は思う程に暗くなかったわ
口の中でジャリジャリとする砂
洗い流す清らかな水の
流れる音も
反射する光も
心が求める物だけがなくて
静寂と暗闇の違和感だけが広がってゆくの
求める静寂と暗闇を手にするにわ
吐き出すしかないね
口の中の砂と共に違和感を
※夕食に出したアサリのおみそ汁を飲んだ時に感じた、口の中での砂のジャリとした嫌な感触をイメージして詩にしてみました。アサリのお味噌汁は違和感なく美味しかったです。
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2024年11月12日
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雪影
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2024年11月04日
In 詩
熱を出して寝込んだ私に
台所に立った事がないアナタが
ご飯を水で炊いただけの
塩気も無いお粥を
心配そうな顔をして枕元に
熱で味覚が薄れていたけれど
ご飯の甘みが心に沁みた
でも本当はね
ズルズルと音を立てて食べている
アナタのカップ麺が食べたかったかも
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雪影
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2024年10月28日
In 詩
鏡と鏡の間に立ってみた
無限を思わせる自分自身と
向き合えた様な気がしていた
見慣れた自分が偶像の様に見えだして
此処には居ない自分を探し始める
時間と共に左右に増え続ける私
ただただ私が私を見詰めているの
まるで自分の意志で動き出すのを
待って居るかの様に微動だにもせずに
私が監視しているの?
私が監視されているの?
私が私から生み出す負の連鎖
増え続ける私が見ている限り
私は此処から抜け出せない
長い時間と年月を掛けて造り上げた
自分の鏡に挟まれて
私は無限に連なる自分の偶像に
溶け込む事を拒み続けては
目の前の鏡をぶち壊す姿を夢見ているの
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2024年10月21日
In 詩
日々を巻き戻す様に
頁をめくってみる
昨日に出来た事が
今日は出来てなくて
一昨日に出来た事が
昨日は出来てなくて
明日に出来ない事を
今日の内にやっておこうと
心に強く思いながら
今日、日記に書ける事を
精一杯、頑張ってみる
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2024年10月14日
In 詩
苦みに隠れた甘さが好き
恥ずかしがりやの甘さを
かばっている様な強い苦みが好き
グラスに氷を入れて
トク・トク・トクと小気味よい音に合わせて
琥珀のバーボンを注ぐの
口に広がっている苦みが
喉をヒリヒリと焼くバーボンに合うわ
ロックは体に悪いなんて
チョコとバーボンのお喋りに
水を差すなんて野暮よ
今宵はスイートチョコじゃなくて
ビターな大人の会話を楽しみましょう
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雪影
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2024年10月07日
In 詩
本当の夜が来たら
まず月を探しましょうか
本当の夜が来たら
まず星を探しましょうか
ねえ本当の夜って何
ねえ今夜の夜は偽り
本当の夜が来たら穏やかに眠れるでしょうか
三日月を揺りかごにして
本当の夜が来たら夢が見られるでしょうか
星に囲まれキラキラとした
本当の夜が来たら
あなたの夢に遊びに行くからね
※月と詩人のコンテンツ、グループ物語で「本当の夜(物語編)を公開しています。
興味を持たれた方は覗きに来てください。お待ちしています。
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雪影
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2024年10月01日
In 詩
も~いいかい ま~だだよ
何故か鬼にならないね
も~いいかい ま~だだよ
何故か最後まで見つけてくれないね
も~いいかい ま~だだよ
いつからか私は隠れなくなっていたよ
も~いいかい ま~だだよ
私から皆が見えて居るけれど
も~いいかい ま~だだよ
皆からは私が見えて居ないのかな
も~いいかい ま~だだよ
いつからだろう かくれんぼうが面白くなくなったのは
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2024年9月23日
In 詩
入道雲の下
二人で追いかけていたものが
少しずつ変わって来ているのに
少しも気が付かない程
夢中だったね
やがて入道雲が消えて
麦わら帽子の穴を吹き抜ける風が
少し心に冷たく感じた時に
麦わら帽子の穴を塞いでいた貴方の
存在の大きさと喪失感の大きさが
空に浮かぶ鱗雲
私の頬に映り流れる
季節と心をセンチメンタルに染めてゆく
季節は秋深まる
麦わら帽子は…似合わないね
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2024年9月16日
In 詩
飴玉コロコロコロロロリ
何に押され転がる飴玉は
飴玉コロコロコロロロリ
何が追うやら飴玉を
飴玉コロコロコロロロリ
何を見付け止まるや飴玉よ
飴玉コロコロコロロロリ
あの子の膨らむホッペから
飴玉コロコロコロロロリ
こぼれる笑顔が甘くて眩しいね
※ 飴玉(物語編)をグループ物語で公開しています。興味を持たれた方はグループ物語へも遊びに来てください。
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2024年9月09日
In 詩
恋都は多くの人が恋焦がれる都
その都は東京と呼ばれているみたい
親類も友人も住んで居るけれど
同族に成りたくなくて住んだ事はないの
夢が多くて誰でも夢を見られる都だけど
見ている以上に夢が破れている気がする
破れた夢は不夜城の光の中へ
枕や水みたいに合わない物って有るのよね
住めば都って言うなら
住んでいる此処が私の都
恋都なの
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2024年9月02日
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2024年8月27日
In 詩
麻婆豆腐を作ってみた
本格とか四川とか広東とか関係なく
麻婆豆腐を作ってみた
自分が食べたい自分が美味しい
麻婆豆腐を作ってみた
レシピは食べたい時の気持ち
麻婆豆腐を作ってみた
今、食べきれる一皿分の絶品を
※月と詩人のコンテンツ、グープ物語で麻婆豆腐(物語編)を公開しています。興味を持たれたら覗きに来てみて下さい。
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2024年8月19日
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2024年8月11日
In 詩
おはよう
夏の朝を涼しげに知らせる朝顔さん
おはよう
今朝も元気過ぎるほど威張っている太陽さん
朝顔と私には日光ミストじゃなくて
冷たいシャワーが欲しいかも
朝顔には太陽の光に輝く如雨露からの噴水を
薄っすらと汗ばむ寝ぼけ気味の私には
朝シャンの冷たい刺激と
お気に入りの香りが心地いい
おはよう
もう明日の夏の準備を始めている朝顔さん
おはよう
いつも何処かで夏全開の太陽さん
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2024年7月29日
In 詩
ザット来そうだねと言いかけた時
傘をさす気も軒下へ逃げる気も
全ての憂鬱と一緒に流してゆく夕立
肌に張り付く薄布が
私を強く優しく抱きしめる
大泣きする空が
メイクを流し落とす様に
貴方の上塗りされた嘘を
剥ぎ落としてゆくから
貴方の事を全て許して
サヨナラを告げます
夕立の後の夏空に負けないほどに
私の心が広く青く晴れわたる様に
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2024年7月22日
In 詩
いつも前向きのイメージ
太陽に希望や夢に顔を逸らさない
強くて明るいイメージ
私は好きだけどね
太陽が沈んでゆく時の
少し俯き加減の君の姿
OFFの時間って必要だし大事だもの
明日に昇る太陽の事なんて忘れて
今は静かに夕闇に身を任せようよ
オヤスミなさい夏の頑張り屋さん
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2024年7月15日
In 詩
アウトなんですアナタは
どんなに甘い言葉を投げ掛けられても
アナタは私にとってアウトなんです
私を振り返らせたいだけのアナタは
アウトなんですアナタは
どんなに高価な贈り物をされても
アナタは私にとってアウトなんです
幸せの価値観が違う事が解らないアナタは
バットエンドしか見えない恋愛劇へ
身を投じる勇気は有りません
だからアナタはOUTなんです
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雪影
その他
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