ででむし 問うたなめくじよいえを もたずばさみしかろあめかぜ みにはつめたかろなめくじ 言うたさに あらず うしなうもののなきみならせなが かるいはかほうなり(口語文)でんでんむしが なめくじに聞きました「あなたは 住む家を持っていませんがさみしくはないのですか雨や風の日は 体が冷えるんじゃありませんか」なめくじが でんでんむしに言いました「そんなこと ありませんよ失うものが なくて身も心も 軽い私は一番の果報者です」
絵本を読んで居るような詩だなと思いました。
何かを持っていて守ろうとする力強さと何も持って居ないけれど失う事の無い強さ、可愛い顔をしたカタツムリとナメクジが、それぞれに自信満々に話す絵が目に浮かぶ様でした。
こんな詩も有るんだと童心に返る思いで読ませて貰いました。
ピー吉さん
童謡でありながら、仏様が民にわかりやすく説くような説話になっており、このように丁寧に作られた唄が、きっと子供たちの豊かな心を育む、糧となっていくのだなと思いました。
素敵な作品ですね!
また、雪影さんと作者のピー吉さんとのコメントのやり取りを拝見し、とてもあたたかな気持ちになりました!
ゆめのさん、コメントありがとうございます。
他人には知られたくない、隠しておきたい自身の姿を一番に知っているのは、やはり自分であって、そんな弱虫や臆病は、自分自身で許して受け入れてやるほかなく、そこから作る弱虫や臆病の詩、としか言いようがない、そんな感じがしてまいす。
ピー吉さま
「言う」と「問う」だけ漢字にした意図が知りたいです。
はるさんへ
特に意図はなく、文語の7・5調なので表記をどうするかを考えました。最初は「言う」「問う」は「いふた」「とふた」とひらがなの旧かな遣いで書いたのですが、それを「いうた」「とうた」とかな遣いを変え、ひらがなばかりではどうかと思い、「言う」「問う」の方が読みやすいかなと、漢字での投稿になりました。「かほう」も旧かな遣いで「くゎほう」としようかと思いましたが、かえって読みにくい感じでしたのでやめました。
はるさんは、文語やひらがなの旧かな遣いに、どんな感じを持たれますか。
ピー吉さん、こんにちは!
ナメクジさんは、ででむしさんに憧れず
ナメクジさんらしく生きている姿は見習いたいと思いました。