人はひとりでは生きられない。
そんな悲しい宿命を、古代の賢人たちは2000年以上も前から見抜いていた。
人はひとりでは生きられない。
そのために孤独から逃れようとする。
孤独から逃れるために、ある者は酒を飲み、ある者は夜の街に向かい、ある者は自発的に権力に従う。
社会では人々が孤独にならないように交換のシステムが成立した。
けれども孤独はどれだけ遠くに逃げてもどこまでも追ってくる。
人が孤独から解放される日は永遠に来ないかのように思えた。
改革者が現れた。
彼は隣にいる人を愛せと教えた。
愛してもらうよりもまず自分が愛することを教えた。
けれどもこれこそが孤独の処方箋であることに、多くの人は気づかなかった。
やがて彼は処刑され、彼の教えの意味も忘れ去られた。
同じ歴史は繰り返され、人は現在でも孤独を克服することができてはいないのだった。
お返事遅くなりました。
そうです。
もちろん私が言った言葉でありませんが、「受け取るのではなく与えること」により孤独から解放されると思います。
これこそが「愛」呼ぶべきものです。