風は吹き風車はからから回る。私は独りその音に耳を澄ます。風は吹き艶やかな髪は揺れる。瞳の先には雄大な積乱雲。成長を謳うあの白い雲は私の矮小さをひしひしと思わせる。風は吹き時は過ぎる。風は吹き私はありのまま。私は詩人を装う普通な人である。風は吹き貴方を想う風は吹き風車はくるくる回る。
galileiさん
はじめましてnaoといいます。
詩を読ませていただき、心がとどまる思いがありました。
風と風車は時の流れを表現してるように思い、「風は吹き貴方を想う」の貴方は作者自身を表現されてるように感じました。違ってるかもですが、詩の中に人のドラマを見たように思いました。深いです。
galileiさん、初めまして。蓮蓮といいます。
詩を拝見させて頂きました。まず、「風を吹き」と何度か反復させることで、印象がとても強く残る詩だなと思いました。
また、風が吹くことで、主人公である私が今どういう状況にあるのかが少しずつ小出しにされており、色んな推測の余地があって面白いです。例えば、独りで誰かを想っている、自分を矮小だと思っていることから、中々想いが届かない恋をしているのかなど(間違ってたらすみません)。
自分はこの詩がとても深く、面白いなと思いました。とても素敵な詩をありがとうございました。
Galilel さん
おはようございます
はじめまして UUXと申します
詩拝読させて頂きました。
このタイトルから一青窈のかざぐるまを思いました。
その場所から動かないかざぐるまですが、そのかざぐるまは擬人法を用いている作者でしょうか
そしてかざぐるまを中心にした諸々を淡々とつづられていて、その中でも
「私は詩人を装う
普通な人である。」
という一文がとてもユニークだと思いました。
「風は吹き
風車はくるくる回る。」
風が吹き風車がくるくる回るように作者は変わる事がなくても、世の中はかわっていく
そして変わっていく世の中に翻弄されていく
「風は吹き
風車はくるくる回る。」
冒頭にも出てきたそして何回も繰り返されるこの言葉にどうする事も出来ない自分がいる
そんな切なさも感じた詩でした。