ぴいぴんぐ とむ
坊や アタイのこと 好きなのかい?
や だって さっきからずーっと
見てるじゃァないか
鏡玉越しでね 気づいてないと思ったかい
ひひ それもそうか アタイ綺麗だもんねェ
でも残念な知らせじゃ
アンタみたいな緑豆に 興味はないよ
アタイは 安売り品じゃァないのさ
それにほら アタイの体も濁ってきちまった
どんどん黒に染まってきちまってる
もう長くは持たんね
さァ 早く帰った 帰った
ん 坊や
なんだいそれ 撮影機って奴じゃァ………
勝手にしろ ほれ 一枚撮るがいい
満足したか ふ それは重畳
見ろ 煙管の煙も 濃くなってきてるじゃろ
緑豆餓鬼は帰れ ってこったァ
また 来ればいい その日を待ってやるよ
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桂矢さん、こんばんは。 夏の京都の空ですね .... 出会いたいです! 出会えなくても、きっとあなたと、あなたの詩を思い出します!
ゆめの